古民家雑貨屋を起業するまでの道のり

地元で空き家をリノベーションして、古民家雑貨屋をオープンしたいと考えております。その道中に起こるいろんな出来事を赤裸々に綴っていきます。

人柱「およし」の物語 郡上八幡城

僕の地元、郡上八幡には

郡上八幡城があります。

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郡上八幡城

このお城には、ちょっと神秘的なお話があるので

今日は紹介したいと思います。

タイトルの通り、

〜 人柱 およしの物語 〜

これは昔むかし 郡上八幡城の改修にまつわるお話

 

ときの城主より「八幡城改修」の命が出されました。

郡上各地より改修に使われる用材が集められることとなり、

大和の神路(かんじ)村の山からも、

大きな材木を伐りだして運ぶこととなりました。

それはそれは立派な大木で、

村の男衆がやっとの思いで運んでおりましたが、

吉兵衛の家の前でぱったりと動かなくなってしまいました。

いくら引いても押しても動かない大木に、

男衆はすっかり困り果ててしまいました。

 

それを見かねた、吉兵衛の娘で、

村一等の美人と評判の「およし」が、

大木に駆け寄り手を触れると、、、

それまでビクとも動かなかった大木がスーと動いたのです!

およしが手を放すと止まり、

手を触れると動き出す、、、

そんなこんなで仕方がなく、

およしは男衆と一緒に材木をお城まで運ぶこととなったのです。

不思議な力を持つ娘「およし」の噂は、

城内にも広がりました。

 

その頃、郡上八幡城の改修工事は難航中で、

石垣が何度も崩れ、

柱がうまく立たないといった問題が幾多も起こっており、

「これは人柱を立てる必要がある、、、」

との決定が下っていたところでした。

 

昔は大きな橋や城などを築く際「人柱」として

生きた人間を礎として埋めることで、

より頑丈な建物となると信じられていました。

人柱は、「若い娘」や「不思議な力を持つ者」が特に良しとされており、

不思議な力を持つ数え年十七歳の娘、

およしはまさにうってつけということで、

白羽の矢が立ったのです。

およしの家族や友達はもちろん、

村の誰もが反対を訴えましたが、

お上の命令は絶対です。

 

悲しみにくれる父母や村人におよしは言いました、

「皆さん、悲しまんでくれ。

私は消えてしまうんではなくて、

お城の護り神なるんやよ。

皆さんの代わりに、これからずっとずっと先まで、

この郡上の里を見届けてくるんな。」

 

秋深まる八月末の丑三つ時。

吉田川の清流で身を清め、

真っ白の振袖と帯を纏ったおよしは、

人柱としてお城の下深くに眠りました。

 

郡上八幡の城下町が、

大きな自然災害無く今もなお美しく在るのは、

およしがこの地を護り続けているおかげなのかもしれません

 

 

※およし物語には、諸説あります

 

不思議な話ですよね。